組織(Tissue)について -膜・結合・支持・血液・体液

組織について基礎課程
この記事は診療情報管理士のテキストやWeb等で検索し学んだことを自分なりに噛み砕いて記載しているので、間違いや不備等があるかもしれません。ご了承ください。

今回も組織について学んでいこうと思います。

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組織(Tissue)について -膜・結合・支持・血液・体液

内容としては前回の組織編の最後になります。

膜組織

膜組織はたくさん名前があると思いますが、今回はこの3つを覚えたいと思います。

  • 漿膜:体腔の内面を覆っている薄い膜のこと。胸膜心膜腹膜など
  • 粘膜:消化管などの管腔性器官の内表面を覆っている膜のこと。上皮組織で構成される。管腔は外界と繋がってるため、粘膜は細菌などから身を守るようにできている。また、腸管粘膜などは栄養や水分などを吸収する役割がある。
  • 滑膜関節の周りにある関節腔を覆う組織のこと。
なこあ
なこあ

関節腔内注射とかはよく耳にするのでなんとなくイメージがわきやすいですね。

結合組織

組織と組織を結合させる組織。膠原繊維コウゲンセンイと弾性繊維でできています。

  • 膠原繊維コラーゲンでできている。腱・骨・結合組織の構成成分。
  • 弾性繊維エラスチンでできている。柔軟でやわらかい。

支持組織

支持組織とは軟骨のことです。

  • :体の支持と運動のための組織であり、カルシウムイオンの貯蔵場所となっております。 骨は
    • 長管骨(四肢の骨)
    • 短骨(胸椎、腰椎)
    • 扁平骨(胸骨、肩甲骨)

などに分けられます。また、骨端は主に海綿質が多く、骨幹は緻密質が多い。

  • 軟骨:膠原繊維と弾性繊維に分けられます。この2つの割合により硬さがかわり
    • 硝子軟骨
    • 繊維軟骨
    • 弾性軟骨

と名前が変わります。

なこあ
なこあ

結合組織は支持組織(骨)と密接にかかわってそうですね。

血液

次に血液です。血液は、は○ら○細胞などでもよく取り上げられているためご存知の方も多いかもしれません。
体重の約1/13を占めています。(65Kgで5L程度)

血球成分として

  • 赤血球:酸素運搬担当。ヘモグロビンにより赤い。
  • 白血球:感染防御担当大臣。好中球、単球、好酸球、好塩基球、リンパ球に分けられる。
  • 血小板:血液凝固(止血)担当。血小板が減ると血が止まりにくくなる。

などがあります。

私の身体もこんな細胞たちが頑張ってくれているのかな?
他にも

血漿成分として

  • アルブミン
  • グロブリン
  • フィブリノーゲン

などがあります。

体液

最後に体液です。
体液は全体重の60%ほどあります。

なこあ
なこあ

身体のほとんどは体液なんですね。

体液は

  • 細胞内液カリウム(K)蛋白質が多い。
  • 細胞外液ナトリウム(Na)が多い。3/4(数字)が細胞と細胞の隙間にあり、残りは血漿(血液内)にある。

に分けられます。

なこあ
なこあ

女性がよく言う、浮腫(むくみ)はこの体液が増えた状態のことを言うようです。逆に少なくなったのは脱水です。

今回はここまでにします。

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