診療情報管理士のことを学ぶ上でかかせないのがICD-10コードになります。
そのため、今回は簡単にICD-10コードについて学んでいきたいと思います。
この記事は初めに載せるつもりで下書きに書いてましたが、すっかり忘れておりました(笑)
ICD-10って何?
ICD-10とはWHO(世界保健機関)が定めた国際疾病分類になります。
ようは「病名に対するコードを割り振ったもの」です。
正式名称は
International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems
と言うようです。難しくてよくわかりません(笑)
ICD-10が作られた目的は?
ICD-10コードが作られた目的は
病因・死因を分類し、その分類をもとに統計データを体系的に記録し、分析すること
となっており、これに基づき日本でも分類分けされるようになりました。
診療情報管理士の業務として医師が記載したカルテから適切なICD-10を割り当てるというものがありますが、その目的も同様になります。
ICD-10コードの割り当てられ方について
ICD-10コードは、頭にアルファベット、その後に数字といった形で割り振られています。
下記を例にしてみます。
【胃癌】(C17)
胃癌のICD-10コードはC17になります。
まず、大きなグループとして新生物(腫瘍)関連に分類されます。
新生物(腫瘍)関連のアルファベット分類は”C”となります。
そのため、アルファベットは”C”です。
その中で消化器系は”15~26″に分類されており、胃癌はC17として決まっております。
このように、大分類、中分類、小分類といった形でコードが決められているので、はじめに大分類を把握しておけば後々楽になるかなと思いましたのでまとめておきたいと思います。
今後、診療情報管理士の勉強をする上でとても大事になってくると思いますので。
ICD-10コードの内訳
ではいつでも見返せるように表にしておきます。
ICDコード 内訳 A00-B99 感染症及び、寄生虫症 C00-D48 新生物 D50-D89 血液および造血器の疾患ならびに免疫機構の障害 E00-E90 内分泌、栄養及び代謝疾患 F00-F99 精神および行動の障害 G00-G99 神経系の疾患 H00-H59 眼及び付属器の疾患 H60-H95 耳及び乳様突起の疾患 I00-I99 循環器系の疾患 J00-J99 呼吸器系の疾患 K00-K93 消化器系の疾患 L00-L99 皮膚及び皮下組織の疾患 M00-M99 筋骨格及び、結合組織の疾患 N00-N99 腎尿路生殖器系の疾患 O00-O99 妊娠、分娩及び産じょく P00-P96 周産期に発生した病態 Q00-Q99 先天奇形、変形及び染色体異常 R00-R99 症状、徴候および異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの S00-T98 損傷、中毒及びその他の外因の影響 V01-Y98 傷病及び死亡の外因 Z00-Z99 健康状態に影響をおよぼす要因および保健サービスの利用 U00-U99 特殊目的用コード 国際疾病分類第10版(2013年版)
記載して思ったのですが、診療情報管理士のテキストには全部載ってないようです。
そのため、ICD10 国際疾病分類第10版(2013年版)
というところから引っ張ってきました。
簡易的ですが、覚えるまでは重宝するかもです。
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