医療事務のお仕事内容は?
今回は医療事務のお仕事内容について簡単にお話してみようと思う。医事会計システムについても軽く触れるけど、詳細についてはまた別記事でお話でたらと思う。
医師事務作業補助者の業務内容についてはこちらをご確認ください。
わかりました。病院やクリニックなどの医療機関で患者さんに対していろいろな事務手続きを行う人ってことで大丈夫ですか?
うん。その認識で大丈夫だよ。ただ、診察や看護などの医療行為を行うことはないからそこは把握しといてね。
それを踏まえて主にどんな仕事をするかというと
●電話などでの診療予約の対応
●受付・ご案内
●医療行為でかかった費用の計算
●お会計
●レセプトの作成
●統計データの作成
などがあるよ。
結構多岐にわたってますね。それぞれ具体的にはどんなことをするんですか?
じゃあ順番に説明するね。
電話での診療予約
まず、電話での診療予約だけど予約の電話があった場合、その場で簡単な質問を行うよ。
総合病院の場合だと「どういった症状ですか?どこが痛みますか?」と確認し「お腹が痛い!吐き気もする!」 → 内科・消化器内科での予約「腕や足のケガしてしまった!」 → 整形外科での予約
といった感じで振り分けていくんだ。
ふむふむ。まずは、どこの診療科で予約を取るか確認するってことですね。
受付・ご案内
次に受付・ご案内だけど、患者さんが来院した際に、患者情報の照会(名前や保険証の確認など)を行うよ。その後に必要なブース(診療科窓口など)に案内する感じかな。また再診の場合は自動受付とかで受けつけしてもらってご自身で行く場合もあるよ。
保険証等の確認は大事ですもんね。
医療行為でかかった費用の計算→お会計
次に患者さんが診察や検査が終わった後だけど、医療行為の計算が必要になるから、事務の方で費用の計算を行うよ。そのあと、「患者さんに○○円になります。」とお支払いをお願いする感じかな。
患者さんは診察や検査が終わって会計のみの状態だから正確な計算とスピードと求められますね。
レセプトの作成
次にレセプトの作成だけど、電話対応・受付・計算・会計が日々の業務でよく行われているのに対しレセプトの作成は月初(主に1日~10日の間)に行う行為なんだ。受付業務の中で保険証の確認を行うと言ったけど、患者さんが病院でお会計をする際に支払う金額は、保険などにより3割分とか2割分といった感じで変わってくるんだ。(窓口負担金)
そのため、患者さんに支払っていただいた金額の残り(3割の場合だと残り7割)を一時的に病院側で負担し、月初に前月分の費用をまとめて保険者(保険を提供する側)に請求するんだ。
この行為がレセプト作成になるよ。
そうすると月初は医療事務のみなさんは一番忙しい時期ってことですね。
統計データの作成
最後になるけど、レセプトの提出が終わった後に患者さんの来院人数や医療行為ごとの売り上げを最終的に出すよ。
基本的にはこの業務は責任者が行うことが多いイメージかな。病院の売り上げデータの作成も兼ねているからね。
最後に
医療事務のおおよその業務についてはこんな感じになります。
また、医療事務にも資格はありますが、働くにあたって必須ではありません。
ただ、保険や医療行為の概要をある程度把握していないと業務についていくことが厳しいので未経験で医療事務への就職を目指すのであれば、資格がある方がいいと思います。
資格に関してはこちらのように何種類かありますので、自分のレベルに合わせて取得してみるのもいいかと思います。
医事会計システムって?
ちなみに医事会計システムとは病院で使用されている医療情報システムの1つになります。
冒頭で述べたような医療事務の業務をサポートしてくれるシステムで、最近は電子化が進み電子カルテが入っていない病院でも医事会計システム(その場合レセコン)が入っていることがほとんどです。
この医事会計システムでどういったことができるかについては、また別記事でお話できたらと思います。
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